オートルート11日目 最終日。
今日はツェルマットからトレッカーとして行ける、マッターホルン最高地点のヘルンリ小屋(Hornlihutte 外国人はホルンリヒュッテと発音してましたが、日本では何故かヘルンリと発音します。)を往復します。
距離は25.2km、標高差は1,615mから3,272mです。
前日に妻のトレッキングシューズが壊れていることが発覚し、修理に出すも間に合わず(14時に預けて翌日の開店8時半に取りに来てと言われた)、
今日は僕1人のトレッキング。
(本当は、私もめちゃくちゃヘルンリ小屋まで行きたかった!けど、靴がない事にはしょうがない。泣く泣く諦めた。が、修理が終わったら行けるとこまで登ることに!)
ヒマラヤとオートルートで酷使したためかソールが剥がれてしまいました。
修理後のシューズ。
(ツェルマットには多数の登山用品店がありますが、どこも出来ないと言われました。唯一、ソールの修理(といっても糊付け)をしてくれたのが「Stock」というお店。街の教会近くにあります。)
ヘルンリ小屋往復については色々とブログを確認しましたが、10時間くらいの往復の上、午後から雨の予報が出ていたので朝6時くらいに出発。
結局往復7時間(ヘルンリ小屋でのビールと昼食、雨宿り合わせて1.5時間のロス含め)で済みましたが、
ほぼ休み無く登り、駆け足での下りです。
自身の脚力に応じて5〜10時間かかると思ってください。
正直、登りはかなり辛いです。
ツェルマットの宿「Matterhorn Hostel」を早朝に出発し、
朝焼けで黄金に輝くマッターホルンを見ながら、
約1時間でZmuttの村に着きます。
ツムット村からはマッターホルンがちょこっと顔を出していますが、既に雲がかかっている。
ちょっと先に進むと、
この通り。
でも、このまま道をまっすぐ進むとマッターホルンの裏側に出てしまいそうな雰囲気。
この先にあるダムあたりで方向を変更し、マッターホルン方向に直進することにしました。
でも、おそらく道を間違えたんでしょう。
スキー場のたぶん上級コースに迷い込んでしまいました。
この坂を登りました。見えてる景色は半分です。経験したことのない急な登り。
早々に道を間違えてるのには気付いていましたが、引き返せば天候悪化がの恐れがあるので強行突破。
ほぼ四つん這いになりながら登ります。
ただ、急なほど短時間で標高が稼げるのでありがたい。転んだら確実に300m下まで転げ落ちますが…
マッターホルンが間近に見えてきます。
そして、登り切ると、
晴れてたらなぁ!!
こんなに巨大な、目の前にマッターホルンしかない景色は初めて!
さすがアルプスの巨人。
このルートはめちゃめちゃ辛いですが、この景色を見るために来ても良いと思います。
この後30分程歩くとシュワルツゼー湖(Schwarzsee)に出ます。
ここまではゴンドラを使って登ることができます。ってゆーか、ほぼ100%の人がゴンドラ使っています。
ここまでは誰1人会いませんでしたが(道を間違えたからかもしれませんが)、シュワルツゼー湖からヘルンリ小屋まではめちゃめちゃ人がいます。
かなり急な登りを約700m登ります。
岩場です。ってゆーか、マッターホルンを登ってます。
結構辛いんですが、景色は最高です。
湖から約1.5時間でヘルンリ小屋に着きます。
途中でお会いした日本人の70代の女性お二人と小屋で会う約束をしたので、ビールを飲みながら待つ。
かなり雲が出てきました。小屋からはマッターホルンの上は全く見えません。
寒くてビールもうまくない。
1時間程凍えながら待って、ようやくお会いすることができ、お二人はゴンドラを使って降りるとのことなので、僕はダッシュで降り始めます。
途中、雨が本降りになり30分程雨宿りしますが、止む気配がないので駆け下りる。
下りは1.5時間程。1600m駆け下りますが、下りは正しいルートで降りれたせいか、比較的楽です。
妻も靴の修理が終わってから途中まで登っており、
ほぼ同じ時間に宿に到着しました。
(私もロープウェイを使わず、Furiを経てシュヴァルツゼーの一歩手前、マッターホルンが見える所まで登り、雨が降りそうだったので下山。)
オートルートの健闘を祝して、
ツェルマットで一番古いレストラン「Cafe DU PONT」へ。
ソーセージが美味い!
このスープにチーズをちぎって投入し飲む。美味い!
陽気な店主が、写真撮ってくれました。
そして、スーパーで買ったスイス国旗のケーキを食す。甘し!!
終了!
次の日、渇いた喉を癒すためにドイツのミュンヘンに向かいました(^_^)
もちろん、スイスの美味しい水を汲んで。
念願のオートルート 11日間171km
〜完〜
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