2015年8月28日
スペインのバレンシアからバスでマドリードのバラハス空港へ。
そして、マドリードからローマ経由でエチオピアの首都アディスアベバに29日の朝6:30到着。
空港で20ドルでVISA申請が出来るとのことだったので、20ドル握り締めてVISA申請の列へ。
足りない。何と50ドルに値上がり!!
クレジットカードが使えるというシールが貼られているのに使えない。
直前に有事の際のためにATMでおろしておいたユーロがあったので何とかなったけど危なかった。
でも、このときは今日1日中、金策に翻弄されるとは思っていなかった。
空港のATMでエチオピの通貨Birr(1ブル=6円)を500ブル手に入れる。
空港から市内までのタクシーやバスは高額と聞いていたので、空港を出て左前方へ数百m歩いたところにある高架下のロータリー型交差点からローカルのミニバスが出ている。
僕らの目的地、アディスアベバの銀座と呼ばれるピアッサ地区へのミニバスを探す。
ミニバスはたくさんあって、呼び込みもいるので「ピアッサ!」って言うと「これじゃない。あっちだ。」と教えてくれる。
おそらくピアッサ方面に行くミニバスの群れを見つけたが、「ピアッサ」というと、「むこうだ」と言われた。
おかしい。言われるままに歩き、他の客引きっぽい人を見つけ「ピアッサ?」と聞くと「戻れ」と言われる。
その人が親切にも連れて行ってくれたのは、さっきのミニバス。
客引同士が何やら話し合っている。
ミニバスはかなりギュウギュウに人を乗せて行く為、おそらく僕らの荷物が大きすぎて乗せられる客が減るため、僕らを乗車拒否したようだ。
何やら交渉している。二人で30ブル(約180円)で乗せてやるとのこと。
おそらくぼったくられている。
他の地元民は5ブルくらいしか払っていない。
僕等が30ブル渡すとニヤニヤ笑いが止まらない様子。早速ヤられた!
でも、タクシーだったら100ブル以上取られるし、僕らの荷物のおかげで確実に1~2人分乗せられないから荷物代としてあきらめた。
ピアッサ地区までは約20分。
有名な安宿はWuttuma HotelやTaitu HotelやBore Pension等。
Boreは南京虫の被害が報告されているし、Taituはネット環境があまり良くないとのこと。
僕等はWuttumaに目星をつけ、ミニバスを降りて歩いて5分ほどでWuttumaを見つけた。(BoreはWuttumaの向かいにあるし、Taituは歩いて3分ほどのところにあります。)
レセプションに尋ねると(英語可)、部屋は空いているけど掃除中とのこと。まぁ、朝9;00くらいなので部屋を見せてもらい、気長に待つとする。
料金はシングルルームで260ブル(約1560円)。さすがに安い。
(エチオピアのシングルルームはダブルベッドを使用していて2人宿泊が可能)
待っている間に客の1人と会話をした。
彼はエチオピア出身だけど、建築家として今は10年くらいアメリカのブルックリンで働いているとのこと。
10年ぶりに家族や友人に会いにエチオピアに帰ってきた。
アディスアベバでの夜遊びやエチオピアの地元民の酒、蜂蜜から作られるハニーワインについて等色々と教わった。
夜遊びやアディスアベバ郊外のハニーワインの美味しい村に一緒に行こうと誘われたが、着いたばかりでアディスアベバの治安等知らないことも多かったので即決できなかった。
そのうち、宿のオーナーが来て話に混ざる。彼は日本に少しの間いたこともあり、ちょっとだけ日本語が話せる。
ブルックリンの彼のために朝食を作ってきたが、ブルックリンの彼は昨夜のダンスパーティーでウォッカを飲みすぎたらしく食欲不振。
僕らにその朝食を薦めてくれる。
何と、インジェラ!!
インジェラとはエチオピアの主食で、見た目は雑巾、味はゲ◯と悪名高いクレープに似た食べ物。
カレーの様なものやスープと一緒に手で食べる。エチオピア人は大好き。エチオピア独自の穀物(テフ)を発酵させて酸味を出すらしい。
旅人の間では知る人ぞ知る、チャレンジ食材。エチオピアに行くというと必ずインジェラの話題になる。
いきなりインジェラに出会えるとは幸運。薦められるままに食す。ちょっとスパイシーめのスクランブルエッグと共に。
んん??美味いぞ??
確かにすっぱいし、色は灰色。裏側は牛モツの蜂の巣の様。見た目は良いとは言えない。
が、スクランブルエッグがめちゃめちゃ美味しいし、確かにすっぱさはもう少し抑えても良い気がするけど、噂ほどまずく無い。
これならエチオピアの食をクリアできそう!
かなりうれしい誤算だった。お昼ごはんも楽しみだ。
(実際このあともインジェラを喰いまくった。インジェラ自体はそれ程美味いとはいえないが、グルテンフリーだし、何より具が最強に美味い!辛党の僕等には本当に嬉しい。たまにご飯が出てくるんですが、やっぱりごはんは涙が出るほどうまいっす!)
そうこうしている内に部屋に通され、荷物を置き、停電中なので電気やWifiは無いけど、夜には申し訳程度のWifiが使えた。
南京虫の被害も無さそう。十分ではないが狭くてぬるいシャワーもついている。ナカナカ良い。
こうして、怒涛の一日が始まりました。
続く。
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