2015年8月22日

スペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステーラからバスで約900km、16時間かけて北東部のバルセロナへ。

 

巡礼路を歩いた後、その後に利用する飛行機やバス代が割引される。これも巡礼者の特典

ALSAバスで通常90ユーロのところ、キャンセル・変更無しで45ユーロ。半額になっちゃいました。

 

バルセロナと言えばサッカーですが、1日半しか時間が無いのでサッカーはまたの機会に。

今回はバレンシアまで行く中継地点としてバルセロナに寄りました。

バルセロナは物価も高いらしいので避けたかったが、まぁ、スペインといえば何となくサグラダ・ファミリアはハズせないだろと来たわけです。

が、まぁ、すごい!僕等二人ともガウディのファンになってしまいました‼︎

 

 

サグラダ・ファミリア

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日本語訳は聖家族教会。

教会っぽくない物がいっぱいくっついていて、何か変。おとぎの国?子供っぽい??最初の印象。

何で変なものいっぱいくっつけちゃったんだろ?

ガウディが亡くなって90年が経ち、勝手に変な方向に建築が進んでしまったのか?

 

そんなことありません。これがガウディです。

ガウディの建築はとてもかわいらしい。

最初は違和感だらけ。でも、ガウディの人生を知るうちに、作品を見るうちにどんどん虜になっていく。

サグラダ・ファミリアをじっくり見ているうちに、徐々にガウディ建築に魅了され、彼の偉大さに気付くこと間違い無し!

 

入場料は14.5ユーロ。そして、2つの塔(「ご生誕の正面」と「受難の正面」)。塔を登るエレベーターを利用するのに4.5ユーロ。

僕等は事前にネットでチケットを買っていなかったので受難の正面の塔には登ることができましたが、

ご生誕の正面の塔には登れませんでした。

ご生誕の正面の方がどうやら見所が多いようですので、できれば事前にチケットを購入することをおススメします。

当日券を購入する場合は、開館時間の9時に行き、比較的列の少ないうちに並んで購入したほうが良いです。

時期によっては数時間並んでチケットを購入し、その後、チケットに印字されている入場時間まで待たなければなりません。

塔を登るためのエレベーターも人数制限有りです。

 

では、サグラダ・ファミリア内をちょっとだけ。

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光を巧みに利用し、本当に美しい空間になっています

重厚感があるのに、何かかわいらしい。こんな教会は見た事がありません。

確か2012年にローマ教皇によって教会と認められたとか。

 

塔(受難の正面Passion)は、印字された時間になったらエレベーター前で列に並び、登る。

バルセロナが一望できます。

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あとは下りながら、途中の窓から外を眺めますが、

その際、まだ建築中の現場を見ることができます。

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日本人建築家の外尾さんの仕事場です。今日は日曜なので残念ながらお休み。

下りながらも観るべき物はたくさんあるので楽しめます。

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2025年.ガウディ没後100周年に完成予定だとか。

ガウディが亡くなった当時は、あと200年はかかるといわれていたらしいのですが、現在急ピッチで建築が進められています。

 

完成模型。

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ガウディ没後、内戦によって設計図が全て失われたとか。でも、模型の破片が残っていて、これを組みなおし、設計図に起こし直したようです。

 

 

ガウディは30代でその才能を認められ、70代で亡くなるまで多くの建築に携わってきましたが、サグラダ・ファミリアを含め、いくつか未完成の物もあるようです。

ガウディは最愛の人と、パトロンであった親友を相次いで亡くし、神の声を聞いた後はサグラダ・ファミリア以外の仕事は全て断り、没頭したそうです。

「自分には何も無いからこそサグラダ・ファミリアに没頭できる」という言葉も残している。

神の声を聞いてからは服装や食事にも無頓着になり、ほとんど浮浪者のような出で立ちで黙々と仕事をしていた。

そして、ある日曜日にいつものように教会にお祈りに行く際に路面電車に轢かれてしまいました。

ただ、その際みすぼらしい出で立ちだったので誰も偉大なガウディだと気付かず、浮浪者として処理されてしまい、しばらくほっとかれてしまったとか。

病院に運ばれた後も誰もガウディだとわからず、何度か息を吹き返したが、3日後に死亡したらしい。

ちゃんとした格好をしていれば、誰かがガウディと気付けば、その時に亡くなることは無かったかもしれませんね。

 

ガウディのお墓。サグラダ・ファミリアの地下に眠っています。

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一つ残念なことが。

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塔の中には結構落書きがあります。西洋人や韓国人が多いんですが、その中に日本人のも。

とても残念だし、恥ずかしい。日本人全体の恥になるので、絶対にやめてもらいたい。敢えて載せちゃいました。

 

他のガウディ建築(だと思う)

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カテドラル(これはガウディではありません)

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世界遺産のカタルーニャ音楽堂(中はメチャメチャきれいっぽいです)

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結局バルセロナには土日の滞在だったので、目的のレストランがお休みで全食自炊でした。今回は食レポ無し。

 

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バルセロナに来たら是非ガウディの人生についても少し勉強してみてください!
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