再びイタリアに!
目的はただ一つ、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見るため!!
(ご存知のようにこんな感じの絵です。僕らの撮影したものではありません。)
8月9日
朝2:30の空港シャトルバスにてトルコのアタテュルク空港に向かいます
本来ならトラムとメトロを使って空港まで行きたいんですが、朝6時が始発なので8時の飛行機に間に合いません。
シャトルバスもスルタンアフメッド周辺からは朝早い便は2:45と5:45だけ。。
仕方なく2:45を選択。料金は1人5ユーロ。15トルコリラ。
トラムだったら4トルコリラくらいで行けるので残念。。まぁ、宿まで迎えに来てくれるし良しとするか。
今日はイタリアのミラノに向かいます。
理由はただ一つ。レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見るため。
「最後の晩餐」は教会の壁画で、何やら立体感を出すために状態保存が難しい方法で描かれたらしいです。
そのため、壁画の部屋に人が入るたびに湿気やホコリが入ってしまうので、1日に入れる人数をかなり制限しているんだとか。
1度に20人程度しか入ることが出来なく、見学時間も15分程度。
ただ、最後の晩餐の部屋には2つの壁画しかないので、15分でもゆっくり見学できます。
世界で最も有名な絵であるにも関わらず、1日に数百人しか見学できないので、
「今日行って、今日見学できる。」というわけにはいきません。
僕等は1.5ヶ月くらい前に予約し、14:40からの15分間の見学が許されました。
ですので、ミラノに行く方はかなり余裕を持って予約してください。
「Last Supper」のサイトから簡単に予約できます。もちろん日本語サイトではありませんが。
8時のイスタンブールからの飛行機に乗り、11時くらいにミラノのマルペンサ空港に到着。
そこからシャトルバスで「Rho Fiera Expo Milano 2015」という駅に向かう。
ちょうど今、ミラノ万博が開かれています。その駅です。
実は、ミラノ滞在はたったの12時間。今晩23時の夜行電車で万博駅からローマに向かい、再びスペインに飛びます。
12時間滞在するので、巨大なバックパックを預かってもらおうとロッカーを探す。
「万博やってる駅ならロッカーくらいあるだろ」と安易に考えていました。
でも、ロッカーなんてありませんでした。荷物預かり所らしき場所はあるのに、稼動していない。めちゃめちゃ広い駅なのに。
あ、そっか!ここはイタリアだった!!ホント、嫌い。イタリア人大嫌い!!(僕の個人的な意見です。)
以前ローマに滞在していたときも思ったんですが、何故か僕にイタリアは合わない。何か適当な感じがしてしまう。何故かイライラする。クソ暑いのにエアコンが無い。気の休まるところが無い。
ナポリは大好きです。ナポリ沖のイスキア島も大好き。ごはんおいしいし。何度でも訪れたい。
でも、ナポリ以外で訪れたローマとミラノはかなり嫌い。
今まで訪れた街の中で嫌いな街ワースト1・2は確実にこの2つ。
僕には合ってないのかな?たまたま不運が続いていただけなのか?時期が悪かったのか。
妻は嫌いではないみたいなので、個人差があるんだと思います。
話がずれましたが、万博駅にロッカーが無い。30kg近い荷物を背負いながら観光したくないので、とりあえずロッカーを探すことに。
まずは「最後の晩餐」がある「Milano Nord(北)駅」に向ってみる。ロッカー無し。
駅員さんに聞くと「Milano Centrale(中央)駅」にしか無いと。
世界的にも超有名な観光地なのに、スペースはかなりあるのに、暇そうな職員はたくさんいるのに、
ロッカーや荷物預かり所があればかなり儲かるはずなのに、何故だ?おそらく日本人感覚(少しでも社会人経験がある日本人)では到底理解できない。
しょうがないので中央駅に向かう。ローマと同じようにロッカーではなく、荷物預かり所。
パスポートを提示し、荷物1つ6時間まで7ユーロ。1つの荷物を預かるのにかなりの時間がかかるし、それ故に長蛇の列。
時間帯によっては荷物の受け取りにもかなりの時間がかかるらしい。
ミラノにおそらく1つしかない荷物預かり所。なのにカウンターは2つ。1つは稼動していない。
職員も職員同士で話しながら荷物を処理していく。荷物を預けるのに3~40分並びました。
僕等が終わった頃にはさらにその列は長くなっている。
イタリアでの荷物預かりには注意してください。預け時も引取り時も時間にかなり余裕を持つことをおススメします。
暇な職員を動員すれば良いのに。仕事中の私語厳禁にすれば良いのに。。ロッカー作れば良いのに。。。
あ~!今になって思い出しても腹立たしい。
でも、私語をしないショップ店員等は未だ日本以外では見ていません。大抵の国はお客さんより私語の方が優先されます。
「良い大人がアルバイト感覚で仕事すなっ!」と思うこと毎日数回です。僕にとっては正直ストレス。もっと心に余裕を持たねば。。
ちなみに、キリスト教国は日曜日は安息日なのでほとんどのお店がお休みです。
ついでに土曜日もお休みか時間短縮です。また、平日も14~17時くらいまでの間は休憩タイムになります。全部の国ではありませんが、かなり多くの国でこんな感じです。
観光する際には気を付けて下さい。できれば、最も行きたい場所を訪れる際には、土日は避けてください。
人もいないし、レストランも少ないし、観光地もお休みのところが多いし、正直つまらないことが多いです。
土日はスーパーもやっていないことが多いので、なるべく金曜日に食材を買い溜めしています。
愚痴ってばっかになってしまいましたが、日本って本当に素晴らしい!!と再確認できます。
またまた話がずれましたが、無事荷物を預けることができ、「最後の晩餐」のある「Santa Maria delle Grazie教会」に向かう。
ココで観る物は「最後の晩餐」の部屋にある壁画2つのみ。一応「最後の晩餐」を含めたレプリカはあります。
本物は撮影禁止なので、これはレプリカです。
写真を撮るとキリストの部分が光って見えるような場所にあります。
そして、順番が回ってきたので、絵のある部屋へ。余分な空気を入れないために厳重な二重構造の自動ドア。
ここからは撮影禁止です。
実物の「最後の晩餐」は想像より大きく、そして、かなりダメージを受けている印象。
絵がある部屋は以前は教会の食堂として使われていたらしいです。
そして、ダ・ヴィンチは中央のキリストの足もちゃんと描いていたのですが、食堂にもう一つドアを作りたかったらしく、
その際にキリストの足の部分はドアにされちゃったらしいです。
今では考えられませんね。
世界で最も有名な絵画の最も重要な人物の足を消して出入口にしてしまったり、本物の「最後の晩餐」を見ながら毎日晩餐していたなんて。
さらに、前述したようにこの絵は非常に脆いので、何度か修復作業が行われたらしいです。
その際、ダ・ヴィンチのオリジナルとは全く違った絵になったこともあったらしい。
現在はオリジナルと全く変わらない状況のようです(キリストの足は消されたままですが)。
見ても美しさに圧倒されるし、歴史を聞いても本当におもしろい。
1.5ヶ月待って、わざわざ(大嫌いなイタリア)ミラノまで足を運んでも、大満足できる一品だと思います。
そして、ミラノ観光。
ドゥオーモ。派手!
今日は日曜日なのでお店がほとんど開いていません。夜23時の電車まで暇です。
ドゥオーモのある「Piazza del Duomo広場」でボ~っとしていると、どこからとも無く和太鼓の音が。
なんと、日本の瀬戸内の和太鼓集団が広場で公演している!
素晴らしい。女性と子供とお年寄りで構成された団体。久しぶりに日本の音を聞けてかなりうれしい。そして何より、沢山の外国人がこの公演を聞き、拍手している姿をみて感動した。
万博で来ているのだろうか?理由はわからないが、きっと名のある団体なのだろう。
その後、ミラノ中央駅内のスーパーマーケットが開店していたので食材を酒を購入し、
さらに、イーティングスペースまであり、
さらにさらに、充電も出来てしまう場所を見つけ、2時間ばかしお世話になった。
以上!ミラノ12時間終了!
この後、とっ~てもキツイ深夜列車に8時間ほど揺られて、ローマに辿り着き、その日のうちに空港へ向かい、スペインのマドリードに飛びました。
本来ならマドリードの空港からそのまま夜行バスに乗って、次の目的地、スペイン北部のガリシア地方に向かいたかったのですが、
バスのチケットを取ることが出来なかったことと、疲れで断念。
イスタンブールを9日2時に出発し、マドリードの宿に着いたのが10日17時。約40時間。30台半ばの身体には堪えますわ~。。
でも、次は『たこ』料理で有名なスペイン・ガリシア地方!!自他共に認める無類のたこ好きの僕には堪らない場所。
次回は『たこ』と『サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼(Camino de Santiago)』について語りたいと思います。
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