2015年8月1日
ルーマニアのブカレストからブルガリアのソフィアに向かう。
東ヨーロッパの長距離電車は日本のように車内の両側にイスが並べられているのではなく、狭い個室になっている。
今まではそのブースに5席ないし6席(1st class)。しかも、乗客が少なかったのでゆったり座れていた。
今回は8席。2nd classの車両しか無い。1席が狭い上に、かなり乗客が多く、僕らのブースは6人。そこに9時間。
まぁ、旅をしていればもっと狭いところに長時間拘束されることもあるので慣れっこです。
でもトイレは驚いた!
穴です。
つまり、致したモノは、そのまま高速で走る電車から線路に落下する仕組み。
ルーマニアの電車なのか、ブルガリアの電車なのか定かではありませんが、ナカナカ面白い。
(日本でも昔はそんなんだったって)
国境を通過する際、(今回の国境は河。左がルーマニア、右がブルガリア)
国境直前と直後の駅で少し長い間停車し、パスポートのチェックがあるので電車を降りてぶらぶらできる。
その際に電車の下を確認するが、確かに臭う。
なので、特に始発駅と終着駅ではトイレは使えなくなりますのでご注意!(駅が臭くなってしまいますので。)
でも、車窓からの眺めは本当に素晴らしい!
特にブルガリアに入ってからは見渡す限りのヒマワリ畑や山岳風景がず~っと続く。
もうヒマワリの時期は終わってしまったので枯れていたが、これが満開の時期にここを通ったらどんだけキレイだったか。
たぶん6月末~7月中ごろ(だと思うが)に見ごろを迎えるんだと思う。
(スペインのヒマワリも綺麗だったが、電車からずっと見られるこの路線はいいだろうなー!)
そして、夜10時前。ソフィア駅に到着!
前述の通りブカレストはスリリングな街だった。ブルガリアはEUの端っこ。
どんな危険が待っているかと思いきや、何てキレイ!何て落ち着いた雰囲気!!
誰が決めたのか、触ると良いことがあるらしいタマゴ。
街の中でひときわ目立つのが、 アレクサンダー・ネフスキー教会。
その土地の市場は楽しい!不思議なもの、日本とは形や大きさが異なるものがあって楽しいし、
値段を観察するのもおもしろい。町の活気も市場に行けば大体予想できます。
ソフィアは小奇麗で、人も少なく、交通網もしっかりしています。
どうやら最近は観光に力を入れているようで、もしかしたら色々と整備されているのかもしれない。
そして心配だった「キリル文字」。
読めません。まぁ、アルファベットに変換できてもブルガリア語がわからないのでどうにもなりませんが。
でも、ブルガリアの人は結構英語をしゃべれるので苦労はありませんでしたし、客引き等も全くいなかったので本当に歩き易い。
これからどんどん観光地化が進んでくると客引きも増えてくるのかな?
シャイそうな人が多かったから客引きは無いかな?
(今はイスタンブールにいますが、日々客引きとの戦いです)
ソフィアの市内観光は1日で十分かな?
丸2日時間が有ったので、1日使って世界遺産の「リラの僧院」に行って来ました。
ここにはソフィアからツアーがかなり出ています。
バスで片道約3時間かかるせいか、50~100ユーロします。(リラ僧院だけでなく、他のところにも寄るらしいですが。)
僕等が宿泊した有名なホステル「Hostel Mostel」(1泊1,400円くらい朝食・夕食・夕食時ビール1杯付き)では
20ユーロでツアーを出しています。
ですが、定期バスに乗っていくと片道11ブルガリア・レヴァ(約5.5ユーロ)で行けるので断然お得。
バスはソフィア中央駅のトラフィックマーケットや中央バスターミナルから出ているのではなく、
ちょっと市内から外れたオフチャ・クペルバスターミナルから出ています。朝10時20分の1日1本です。
市内からは5番のトラムで行くことができます。
ですが、現在は5番のトラムの線路は工事中。
知らずにトラムを待っているとブルガリア人おばちゃんが親切に「今はトラムは運休。」と教えてくれた。
市内から「5TM」という臨時バスが出ているのでそれに乗ってバスターミナルへ向かう。
チケットは売店等で購入。1回1レヴァ。
僧院までのバスは車内でチケットを購入します。
何と、日本人が僕らを含め6人!
東ヨーロッパでは1人も日本人を見なかったのに、こんなローカルなバスに6人も。
両親と同年代のご夫婦。1年に3~4ヶ月海外に出ている。
今回はオーストリアでトレッキングをし、ブルガリア、ルーマニア、イギリスを観光し日本に帰国されるとのこと。
若いときに一生懸命働いたと仰っていました。(働いてなくてスミマセン。。泣)
世界1周中の26歳小学校教師。かなりの旅達人。
お盆などの長期休暇を利用してマイナー国を旅しまくっている公務員。
あと、お話しする機会が無かったが、旅行中のナイスミドル。
人生の貴重なお話や、これから予定しているイスタンブールやエチオピア、南米についての情報を頂きめちゃめちゃ有意義な時間。
(あと、ホステルにも日本の女性が宿泊していて、彼氏と世界一周中。今は彼氏は違う国に。別行動しているとのこと。ツワモノです。)
そして、リラの僧院に到着。
とても綺麗な場所。1日かけて来ても大満足できるクオリティー。
綺麗な装飾。
院内は撮影禁止ですが、中も派手派手なのに何故か落ち着く。とても不思議な空間。
13時過ぎに到着し、帰りは15時の1本のみなので、1.5時間程の自由時間しか有りませんが、
こじんまりとした場所なので十分。
ゆっくりと見学して、院内に腰をかけて装飾を眺めながらぼぉ~っとし、癒されました。
ソフィアの食。
今回はホステルでもおススメの「ちょっとだけ高いけどブルガリア料理の良いお店:Mahactnpcka Marephnua」にいきました。
(※この店名ですが、もちろんキリル文字です。前からhとかt,n,k,r,h,n,uはキリル文字です。
近いアルファベットを使っているので要注意です。)
このお店はブルガリア各地の僧院料理を出してくれるお店です。
分厚いメニュー表にビッチリと料理が書かれていて何が何だかわかりません。
(一応英語表記もされていますが、説明が長すぎて読む気になれない)
おススメを聞いても「全部だよ」と言わんばかり。
結局ウェイターさんと相談しながらサラダとメインを2つ注文した。
サラダ。
ブルガリアのサラダはスパイス等をミックスした数種類のチーズと共に頂く様子。
めちゃくちゃ旨い!!
だが、メインがイケてなかった。
ラムのシチューみたいなヤツ。
ほうれん草とクルミのシチューみたいなヤツ。
それぞれ1,500円前後。
薄味だったので大量に塩とコショウをかけて食べました。
僧院料理だからなのか、僕等が注文したものが悪かったのかわからないのですが、
味気ないというか、何と言うか。微妙。。。
有名店だし、ブルガリア人がおススメするお店なので美味しくないわけ無いと思います。今日は調子が悪かったのかな?
安物舌の僕等なので、味がわからなかったのか。。。
僕等はこの店でビール2杯、サラダ、メイン2品頼んで5,000円強支払っているので、
訪れる際には財布に十分余裕を持って、事前調査をしっかりしてから挑んでください!
(色んな人の情報では、ブルガリアは物価も食事が安い!ってあったけど、うちらはその旨みを味わえず。。)
最後にブルガリアといえば、ヨーグルト!
乳脂肪分が高いものほど値段が高く、僕等は好きです。
これは6.5%。ナカナカ良いぞ!10%に挑戦したかったが、丁度僕等が買ったスーパーには置いてなかった。
僕等が大好きな北欧の「skyr」というお腹にガッツリと溜まるような、重いヨーグルトの味に近い。満足の一品。
そして、ここでももちろんビール。
2リットルペットボトルで140円弱。味も申し分無し。最高!!
この旅もブルガリアで18カ国目。
明日8月4日、バスでトルコのイスタンブールに向かいます!
ブログランキングに参加してます☆クリックしていただけると嬉しいです♪
↓↓
にほんブログ村