7月29日夜23:00過ぎ。
ハンガリーのブダペストから電車で15時間かけてルーマニアのブカレスト北駅に到着。

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ブダペストとブカレスト。似てますよね?でも、全然違いますから!!

車内で会った日本で働くルーマニア人女性に「ルーマニアはとても良い国。でも、ブカレストは危険。」と教えてもらい、何とタクシー代を20レイ(約600円)頂いた。

僕らは「歩けるから大丈夫」とお金を返そうとしたが、彼女は「私も日本人に助けてもらったから。お互い様でしょ」と言う。(助け合いの精神、なんだかとても嬉しく、自分たちも繋げていきたい)

(彼女にはルーマニアの食について色々と教えてもらった。夏場はケンタッキーですら腐ってしまう程暑いので、食べ物には気をつけたほうが良いと。またブカレストよりもブラショフと言う場所が涼しくて美しく、食も美味しく安全で本来のルーマニアの姿が見れると教えてもらった。)

お金はありがたく頂戴してしまったが、『歩ける距離は歩く』で今まで旅してるし、タクシーに乗る危険性やぼったくりの面倒を考え、

「まぁ、スリや客引きが主だろう。荷物に気を付け、人に付いていかなければ大丈夫」とタカをくくって、駅から20分程離れた宿に向かう。

(昼間の北駅)
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事前にネットなどで軽く調べて「ブカレスト北駅は危険」という情報をつかんではいたが、

暗く汚く、夜なのに子供が遊びまわっているが、危険はさほど感じず、

「最近は治安良くなってきているのかな?」なんて話しながら無事宿に着く。

そして、市内を観光してるうちに徐々にブカレストについて深く知るようになり、北駅周辺の現状も理解することができた。

 

結果、【夜にブカレスト北駅には決して近付いてはいけなかった(2015年現在)

ルーマニアの印象を持っている日本人は多くないと思います。

体操のコマネチさんや、日本を含め世界中にあるルーマニアパブ、美人が多い国って感じでしょうか?

実際めちゃめちゃ美人が多いです!可愛らしくて、華奢で、美しい。

平均点が高過ぎる感じ。ヨーロッパで唯一ラテン系の血を引いているルーマニア人ですが、ロシア系?っぽい美人がめちゃめちゃ多い!

 

でも、ブカレストで最も重要なことは1989年まで共産主義独裁者ニコラエ・チャウシェスクによって支配されていた国だということ。

彼は自己顕示欲が強く、国家の金をそのために使っていた。その最たるものが【国民の館】と呼ばれる実際はチャウシェスクの館である巨大な建物。

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どんだけ巨大かというと、

アメリカのペンタゴンに次いで世界第2位の延べ床面積を持ち、地上10階地下4階3000以上の部屋、50基のエレベーター、3000以上のクリスタルのシャンデリア、大理石と。贅を極めた装飾。

そして、【国力とは即ち人口なり】として、多くの子供を産ませ、人口増加政策を実施し、子供には奨学金を出した。
でも、1989年に革命が起きチャウシェスクが処刑されそれまでの政権が崩壊すると、たちまち人口増加政策によって産まれた多くの子供に奨学金を支払うことができなくなり、

食料不足となり、多くのストリートチルドレンが生まれた。
ブカレストにはこういったホームレスが1万人以上いると言われており、
現在彼らは「ブルース・リー」というリーダーであり父親の下、ブカレスト北駅のマンホールの下で生活している。

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彼等は全員が血液製剤や注射器の使い回しによるHIV患者と言われており、さらに彼等が子供を作るのでその子もHIV。25%は結核持ちだと言われている。
リーは彼らに地下の暖かさと一袋85円の無尽蔵のシンナーを提供している。もちろん、ドラッグも蔓延している。
彼等は夕方になるとブカレスト北駅のマンホールから地上に出てくる。
よって「ブカレスト北駅は危険」と言われている。

実際昼間っから咳をした子供が駅周辺で寝てるし、

シンナーを吸いながら歩く子供も見かける。
このマンホールチルドレンに関してはabcも取材しているし、ネットでも多くの情報を得ることができます。
チャウシェスクの名前で検索すると出てきます。

彼等の生活やリーの考え方がわかります。

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(写真:abc情報サイトより)

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(写真:abc情報サイトより)

まさに映画のような現実。時間のあるときに見てみてください。世界にはまだまだこんな場所がたくさんあります。

そして、チャウシェスクは東のパリと呼ばれたほど美しかったブカレストの歴史的建造物を破壊し、次々に巨大な建造物を国民の館を中心に建てました。
彼の野望も半ばで革命が起きたので、何ともアンバランスな街。
今では歴史を感じる建物はほとんど残されておらず、ボロボロの廃墟のような建物と、不釣り合いな巨大な建造物が乱立するいびつな街になっている印象を受けました。

ブカレストの街には革命時の痛みを忘れないための多くの奇妙なモニュメントがあります。

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これらを見て歩くだけでも奇妙な気分になります。

国民の館もその一つ。チャウシェスクが処刑された後も破壊されずに見学ツアーで訪問することができますし、政府機関や国際会議場等で利用されています。

(入場料25レイ=750円に対し、カメラ撮影30レイ=900円!!で、中の写真は撮れませんでした・・・泣)

国民の館のテラスからの眺め (唯一、写真自由にとっていい所 笑)

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マイケルジャクソンさんが革命後にここで演説をし、開口一番

「ハロー、ブダペスト!」

と言い、みんなズッコケたとかこけなかったとか。

ブカレストですからね!

 

ルーマニア料理は美味いっす!

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↑チョルバ。牛モツを煮込んだ少し酸味のきいたスープ。

 

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↑サルマーレ。冬の間に酢につけておいたキャベツで作るロールキャベツ。

 

以上がルーマニア料理の定番で、これらを上手に作れるようになってルーマニア女性は一人前だとか。

あの美しさでこんなに美味しい料理が作れてしまったら男性はイチコロでしょう。

 

GR012632こんな感じのリッチなレストランでご飯をガッツリ食べて酒を飲んで、1人1,000円ちょっと。

ルーマニア料理が安く楽しめると噂の店「Caru cu Bere」。入ってみて驚きの内装。

最初はビビりましたが、短パンTシャツサンダルOK。

こんなとこで飯を食ったのは初めてです。

 

本当は「本来のルーマニアの姿」を見たかったのでブラショフに行きたかったんですが、妻が軽く体調を崩したのと、僕がブカレストに引き込まれてしまったのでブカレストのみの観光。

連日の睡眠不足とブダペストでちょっと寒かったので、軽く風邪ひいた。が、1日宿でゆっくり寝たら治った!!)

 

もちろんブカレストもルーマニアの直近の姿を反映した重要な都市ではあります。

ルーマニアは北部や黒海沿岸が超良いと聞いているので、いつかまたルーマニアに来ることもあるのかなぁ??
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