夫(た)です。
ちょっと、日本での登山について記録しておきたいと思います。
妻は長年登山に親しんできましたが、僕はわずか3年程度。
妻に出会う前に仕事で長野に5年程住んでいたのですが、いくら誘われても
「山なんて絶対にやらないし。汚いし、臭いし、疲れるし。虫いるし。
疲れたのにご褒美もらえるわけじゃ無いし。次の日会社を休めるわけじゃ無いし。」
完全にインドア派。しかも最低な。
この頃はゲームと映画とポテチと肉とワインとビールとウィスキーとタバコとジャパネットにしか興味がありませんでした。
体重は今より20kg近く多かったと思います。
ぐ~たら生活を楽しんでいたら、突然会社から「東京へ異動」と言われ頭の中真っ白。
妻と出会い登山に誘われたのですが、「行かないし。動けないし。」
完全にベッドの上に根っこが生えていました。
きっかけは忘れましたが、無理矢理登山させられるハメになり、見事ハマっていくこととなります。
3年間で日本の山はもちろん、冬山やネパールやスイスでもトレッキングをしてきました。
ネパールやスイスについては別の機会に記録することにし、
ここでは日本での登山について僕の経験の一部だけ記録に残しておきたいと思います。
正直細かく覚えていないので、本当に記録程度です。
まずは、
初めて本格登山をした槍ヶ岳(2012年9月)。
1回高尾山を登っただけでイキナリ槍ヶ岳。
「おじいちゃんとかいっぱい登ってるし。」 完全にナメてました。
仕事終わりにお友達と二人で新宿から22時くらいの深夜バスに乗り、
5時くらいに中部山岳国立公園の入り口、北アルプス登山の玄関口、
上高地に到着。そこから一気に槍ヶ岳の肩の山小屋まで行きます。
最初は絶好調!気持ち良い!!
ですが、二つ誤算がありました。
一つは妻(ひ)とお友達の奥さんを含む先発隊は昨日から槍ヶ岳登山をしていました。
僕らはそれに追い着かなければなりません。
二つ目は、お友達は山男です。それもカナリの!!
すげースピードで登っていきます。おそらく一刻も早く奥さんに逢いたかったんだと思います。
もうほとんど走ってたと思います。
目的地の半分位のところで僕はギブアップ。
「初心者の僕を置いて先に行ってください。」
「そうですか?では!!」
となるわけも無く、僕にスピードを合わせてくれる山男。でも早い。どんどん離されていく。
幸運にもそこから数分のところで先発隊に追い着けました。
どんだけのスピードで登ってたんだ。。
後半、体力の尽きた僕は妻にザックを持ってもらう始末。
夜、発熱したことは言うまでもありません。
夜中に解熱剤を飲み、昨日以上の体力を取り戻した僕は
2夫婦で槍ヶ岳の頂上に登る事にしました。
出発は4時くらいだったと思います。真っ暗。ヘッドライトの明かりを頼りに岩山を登ります。
写真は下るときのものです。
こんな感じの岩とハシゴと鎖場を3~40分登ります。
往きは暗かったので大丈夫でしたが、復りはさすがにゾッとしました。
スリル満点でおもしろいです。当然落ちたらタダでは済みません。
山頂に到着!
着いたときは真っ暗でしたが、ご来光後の写真です。
真っ暗な中で狭い場所にたくさん人がいます。
ちょっと押しただけで数百メートル下まで転がり落ちます。
ご来光を見終わって、肩の小屋まで下山。
すげ~行列!!朝早くから登っておいて良かった。。。
記念撮影 「槍ヶ岳Tシャツ」で「槍スタイル」
この後、大喰岳、中岳、南岳と縦走し、天狗原を通って帰りました。
初めての本格登山、非常に満足!!山にハマるきっかけになりました。
山にはご褒美は無いし、仕事も休めない。山小屋も食料も水も酒も高いし、寝床は狭いしトイレは汚い。
でも、山が好きになり、数をこなしていくうちに、
環境適応能力と強い身体を得ることができます。
空気は美味いし、景色は心に突き刺さります。
僕はイルミネーションや豪華な建物を見ることも好きですが、
荒々しい山様や濃青の空と真っ白い雲が何より好きです。
是非一度、登山をお試しあれ!!
(た)
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