2015年7月24日 夜行電車でチェコのプラハからポーランドのオシフィエンチムへ。

 

オシフィエンチム(Osiwiecim)と聞いていピンと来る人は少ないのではないでしょうか?

でも、第二次大戦中のナチのアウシュビッツ強制収容所は知っているでしょう。

そうオシフィエンチムはこの収容所があるとても淋しい街です。

 

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日本でも安保法案が衆議院を通過したと聞いています。
もちろん戦争には反対ですが、個人的にはどこの国にも利益は無いので、今後世界で戦争勃発の心配は無いと思っています。
ですが、紛争の絶えない世の中。人の生き死について考える時間が年に何回かあって良いと思っています。

2日かけて、博物館になっている「アウシュビッツ強制収容所Ⅰ」と「アウシュビッツ強制収容所Ⅱビルケナウ」でじっくり勉強してきました。

 

劇的に狭く暑い夜行列車でチェコのプラハからポーランドのオシフィエンチムまで約8時間。全然寝れない。
朝5時過ぎに時間通りにオシフィエンチムに到着。(ベトナムやインドの寝台よりはマシだが。。)

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アウシュビッツ強制収容所Ⅰの見学は朝8時からなので、それまでアウシュビッツ近くの宿で待機。

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10時半までに入れる整理券をゲットすることができれば無料で見学できます。
ドイツが運営資金の大半を捻出しているようです。
10時半以降はガイドが必要なようです。
日本人の方もガイドをしていますがたぶん1人だけだと思います。
(※この情報は正確ではないかもしれませんし、時期によっても違います。)
僕等はガイド無しでしたが、視覚的にも十分訴えてくる物、勉強できる物はあります。

博物館の外にあるBook storeで日本語のガイド冊子(5ズオチ≒160円)を購入し、解説を読みながら見学してまわりました。

余裕のある方は是非ガイドを雇ってください。
おそらくとても多くの情報を得ることができると思います。
涙を流しながら話を聞いている方が本当に多かった。

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「働けば自由になる」と書かれた正門

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様々な遺留物

義足

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メガネ

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くつ

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かばん

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その他諸々

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全て収容者から取り上げられたおびただしい数の物

死の壁

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特に、撮影禁止ですが、
女性から切り取られたおびただしい量の髪の毛や、死のブロックと言われる懲罰棟を見ると言葉を失います。

実際に強制労働が行われていない今と当時とは全く違った環境ですが、平和な中にあっても伝わってくる恐怖感、寂しさ。

込み上げてくる怒り。

多くの施設は証拠隠滅のために破壊されていたり、老朽化のために朽ち果てていたりしていますが、
重要な部分は復元し、状況を可能な限り公開しようと努めている本当に素晴らしい遺産だと思います。

アウシュビッツではこの「ツィクロンB」という薬を使いガスによる大量殺戮が行われた。

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解放後見つかったおびただしい数のツィクロンBの空き缶

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そして、ガス室(クレマトリウム)

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亡くなった方を焼く焼却場

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これだけでは足りないので屋外でも一度に大量の人が焼かれた。

 

住環境

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展示されている写真のごく一部

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後ろの看護師さん風のアウシュビッツ職員の体型と全く違います。

 

アウシュビッツⅠは強制収容所の司令塔的な立場。
4年間で150万人超とも言われる人達の殺害は、アウシュビッツ強制収容所Ⅱビルケナウ(Ⅰから2キロ程の所にあります)で大半が実行された。Ⅱの方が数倍の広さがあります。

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死の門

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クレマトリウム(ガス室)跡

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ユダヤ人収容者によって破壊が成功したクレマトリウム。

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当然、このあと数百人のユダヤ人が処刑されました。

 

灰の池

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国際慰霊碑

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ここに連れてこられた人々は
(水も食べ物も与えられず、数千キロの距離を座ることもできないくらいギュウギュウに押し込められ、
アウシュビッツまでの汽車の中でも多くの老人や子供、女性が亡くなっているが)

労働者と即座にガス室送りにされるか選別され、

労働者にはとても食料とは言えない物をわずかに与えられ、

1日十数時間の労働を強制され、

絶望の中で生き抜こうとする。

少しでも監督官の気に入らない行動があれば懲罰棟に送られるか、殺害される。

懲罰棟では餓死室や立房(90cm×90cmの部屋に4人押し込み、亡くなるまで立たせる)等

およそ人が人に対して行えるとは到底思えない残酷なことが日常的に当たり前に行われていた。

不衛生、栄養失調で多くの感染症が発生した。

連行された人達の恐怖や悲しみや苦痛、怒り、絶望は僕等の想像を遥かに超えるものだっただろう。

 

 

人間とは、本質的にはこれ程までに残酷なことができる生き物なのかと恐ろしくなる。
あらためて人が人に対して手をかけることのない、平和な世の中になることを心から願います。

 

もしツアーではなく、オシフィエンチムに宿泊して個人で訪問される方は、是非両施設とも朝早くから訪問してください。
毎日ものすごいたくさんの人が訪れます。
クラクフからのツアーバスが続々と来る前に観光を始めることを強くお勧めします。

 

そして、オシフィエンチムでは国際列車の予約ができないのでバスで1.5時間離れたクラクフに向かう。
今までどことなく寂しげな雰囲気だったポーランドでしたが、クラクフは明るい!しかも、安宿が多く、ホスピタリティーも素晴らしい!!

半日観光して、

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ポーランド料理も堪能し、

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27日の朝一番でハンガリーのブダペストに向かいます!

 

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