最初に言っておきますが、
もちろん海底ではありません。
灼熱のモロッコです。
でも、世界一周を意識する前からモロッコの青い街は知っていました。
いつか行ってみたいと。
まるで海底や氷の世界にいるような。
灼熱のアフリカ大陸のモロッコにいることを一瞬忘れてしまいそうな、
シャウエンという街に行ってきました。
5月28日の朝に砂漠から帰ってきて、
その日の夜19時メルズーガ発のスープラトゥール夜行バス(175DH 2200円)でメクネスに向かう。
イスラム教国のモロッコでありながらワインの産地であるメクネス。お酒解禁的な雰囲気があるらしい。
「メクネスワイン」と「羊の脳みそ料理」が食べられるということと、「世界遺産のメディナ」。
メクネスに1泊し、世界遺産の街で脳みそをツマミに酒で乾いた喉を潤すことを欲す。
メルズーガのバスターミナルにをうろついていると胡散臭そうなモロッコ人が、
「うちのハリラ超うまい」と声をかけてくる。
ハリラとは、モロッコ名物の魚か羊肉で出汁をとった豆と玉ねぎとトマトのスープで、モロッコに居れば何度も食べる定番スープ。
これから長距離バスなので飯屋を探していたが、無い。
胡散臭すぎるが、ハリラ1杯2DH(25円)だと言うので頂く。
なかなかどうして旨い!
しかも、これからバスに乗ることを告げるとパンもサービスしてくれた。
超強面&胡散臭い人ではあったが、ついて行って良かった!(看板もない店)
バスは時間通りに出発し、9時間かけて29日の朝4時にメクネスの鉄道駅に到着。
駅の待合場で待機(仮眠)し、朝になったら街へ繰り出す予定。
が、突然の雨!結構強い。。。待っても止みそうもない。
羊脳と久々のアルコールを楽しみにしていたが、1日中酒に溺れてダラダラするよりも、今のうちに次の目的地に向かい、
次の街で2泊じっくり観光する方が賢明と判断。
すでに出発から12時間経過しているが、さらに次の街へ向かう事に。
次の目的地は青い街シャウエン。
メクネスからはCTMバスでフェズ(8:30発→9:45着)に。フェズでさらにCTMバスに乗り換える(11:30発→16:00着)。
バス乗車時間、乗り換え待ちなど含め、約11時間、追加で移動した。
シャウエンに着く頃には雨も上がり、期待通りの展開に!
バスターミナルで2日後のバスチケットを購入し、本日の宿、HOTEL SOUIKAに到着したのは18時。
ここまで昨日から積算で23時間の移動。バス約15時間、待ち6時間、食事1時間、歩き1時間。さすがに疲れたー。
このホテルは世界中のバックパッカーが宿泊する有名なドミトリー。
フリーWiFi、共同キッチン、共同トイレ、共同・ホットシャワー(1度もお湯出なかったけど)、ツインルーム1泊1人70DH(880円)。
かなり快適!一番安い屋上ドミトリーは1泊40DH。
多くのヒッピー風西洋人が宿泊していた。
街へ出る。
正にに海底!もしくは氷の世界!
15世紀にキリスト教国から逃れてきたユダヤ教徒によって神聖な色の青に塗られたらしい。
また、虫除けの効果もあるとのこと。
モロッコの他の街よりは清潔な気もする。
メディナの中心の広場。
メディナの中は猫が沢山。
至る所に猫がいます。子猫から親猫まで。95%の猫がキレイでかわいい!
猫好きにはたまらない街だと思います(僕等は猫より犬派です)。
子供も沢山居て、「こんにちわ〜」と日本語で挨拶してくれる。
他の国では「你好」や「アンニョンハセヨ〜」と、言われることが多いが、
モロッコは日本人観光客が多いのか、もしくは中国人や韓国人が少ないのか、
日本語で挨拶してくれたり、
客引きが上手な日本語を使って最新のギャグで笑わせてくれる。
モロッコにはねずみ男がたくさんいます。
小高い丘に登り、シャウエン全体を見渡す。
シャウエンの夜景
シャウエンの食
Bab Ssourというお店。モロカンサラダにツナのタジン、ラムのタジン 全部食べても100DH(1200円ちょっと)。
お店はこんな感じ。
お次は、
ASSADAというレストラン。なんとここ、レモンチキンタジン+モロカンサラダ+フルーツ=40DH!!
それとローストチキンとミントティーを追加。これ全部で80DHくらい(1200円前後)
お店はこんな感じ。
テラス席で食べられる。シャウエンだけでなく、モロッコの北東部に来るとチキンを丸焼きしている店を目にする。めちゃめちゃイイ匂い!
お味も最高!
もちろん地元の人達が行く食堂にも入りました。
まわりは地元の人達ばかり。。。
揚げた魚と豆スープの店。お腹一杯食べても1人5DH(60円)。格安!!
ドロドロの豆のスープにスパイスを混ぜて食べる。
揚げた魚は、中心の骨以外、頭まで全てカリッカリに揚がっていて美味い!
店内の様子は
(メディナのアイン門を出て左手の坂を下り、交差点の角に看板もなくあります。目印は「Konica」の看板)
前日に人だかりが出来ていたので入ってみて正解!いつもお客さんで溢れています。
シャウエンのスイーツ。
何と言ってもアボカドジュースは欠かせない。フルーツやプリンも中に入っていてジョッキ10DH(120円)くらい。
レモンのケーキとアボカドジュース。合わせて15DHくらい。
ここはパンとケーキの品揃えが豊富で安い!
パンにタカっているのはハエではなく、蜂。
モロッコでは「これは甘いよ~」ということを表現するためにワザと蜂をタカらせていると聞いた。
この恐ろしく蜂のタカっているパン、、、勇気を出して買って食べてみた!!が問題無く旨い!
1個1.5DHのお饅頭の様なクッキー。プレーンとシナモンとココナッツ。美味しかった。
※シャウエンは本当に美しく快適ですが、近くで大麻(マリファナ・ハシシ)を産地しており、街を歩けば必ずマリファナ売りに出会います。
マリファナ目的にこの街に来ている西洋人も多いので、それなりに注意は必要です。モロッコは非合法です。
最近のマリファナを取り巻く世界の動きは大きいですが、2015年5月現在は日本でもまだ非合法なので気を付けてくださいねー。
以上でモロッコの旅は終了!
シャウエンの街やメルズーガでの砂漠ツアーは本当にオススメ!
トドラ渓谷やマラケシュは行く価値有り。ヨーロッパやアフリカでの旅に疲れたらまたノリコさんのところに戻って癒されたい。
物価も安く、食べ物は美味しく、雑貨や革製品等かわいらしいものが沢山有ります。
僕等はほとんど危険を感じませんでした。
日本での日常とは大きくかけ離れていて刺激が強く、アフリカ大陸でありながら美しく、フランス語を話し、
お隣スペイン文化が色濃く、ちょっとお金を使えば至れり尽くせりなホテル・経験ができる。
今までとちょっと違った旅行を楽しみたい方に自信を持っておススメできるモロッコ。
大満足の12日間でした!
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番外編。モロッコからスペインへ移動。海路でジブラルタル海峡を渡る。
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で、翌日はシャウエンから北上し、アフリカ大陸とヨーロッパの間のジブラルタル海峡を渡ってスペインに入り、アンダルシア地方マラガまで移動。
9:30『シャウエン』バスターミナル発 民営バス 30DH
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11:40『ティトゥアン』着 12:00バスを乗り換えて『フニデク』へ。 7DH
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『フニデク』からグランタクシーにてフロンテーラ(国境)へ。約15分 20DH。
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『モロッコ側国境』と『スペイン側国境』を通過し、アフリカ大陸でありながらスペイン領の『セウタ』へ入る。
国境は難無く通過。一説によると「空路でモロッコ入りし、タンジェ港を使いモロッコを海路でEUに入る」場合には、イミグレーションの通過が非常に難しいとの事。
外務省も通告を出している。
でも、同じ条件でセウタ港を使ってEUに入りましたが、あっけないくらい何も問題ありませんでした。
セウタに入ると一気に雰囲気はヨーロッパ!!
市内バスを使い『セウタ』の中心地へ。そこから歩いて『セウタ港』へ。 1.5ユーロ
15:30のフェリーでジブラルタル海峡を渡る。 35ユーロ
豪華なフェリー。遠く『イギリス領ジブラルタル』が見えてくる。
16:30 『アルヘシラス港』に到着。
アルヘシラスの鉄道駅近くにあるバスターミナルから17:30発『マラガ』行きバスに乗り、19:30『マラガ』へ到着。 15ユーロ
※僕等は2007年版の地球の歩き方を使っているので、現在はバスターミナルの場所が変わっています。
タクシー運転手や警官に場所を聞きながら何とかバスターミナルを見つけることができました。
アフリカ大陸第一弾は終了。8月末までEUを旅します!
モロッコ費用
ロンドン→マラケシュ 航空券 25000円
宿泊8泊 990DH 12514円
交通費 867DH 10960円
ツアー 650DH 8216円
食費 508DH 6421円
買物・雑費 約400DH 4959円
計 68070円
1日平均 5673円/1人
航空券代が大半を占めているのでカナリお金使ってしまった方。
ひかりさんはもっとお金使っていないので、
航空券含めて1人1日平均5000円以内ってところです。