2013年4月22日
今朝は雨が降っている。
ホーリーロッジの1階で朝食を食べ、ガイドのタパさんと共に8時にトリブバン国際空港脇にある小さな国内線ロビーへ。
今日はエベレストトレッキングのスタート地点であるルクラ空港に飛び、ポーターと合流し、最初の宿泊地パクディン村までトレッキングする。予定。。
国際線ターミナルと異なり、国内線の小さいこと!!そこに各航空会社のカウンターがあるがカウンターも木枠でできてるような簡単なもの。
ルクラ行きの飛行機を待つ客の中には、欧米人やアジア人が結構多くいた。日本人はぱっと見たところいないようだ。
9時出発予定だったが、天候が悪く、遅延している。
ルクラ空港は山の谷間にあり、滑走路がとても狭いと聞い。
そのため、滑走路を斜めにして通常よりも短い滑走距離でも止まれるようにしているため発着の難度が高く、悪天候や視界不良等で発着ができなくなる。
小さな電光掲示板に、DELAYが並び始める。山の天気は午後になると悪くなる。時間が経つほどルクラの方は視界が悪なり、キャンセルの確立が高くなる。
ルクラ以外の地方に向かう飛行機は次々に飛んでいく。ロビーもルクラ行きの客くらいになってきた。
13時を過ぎたところで、ルクラ行きの客が帰り始める。ちょ!?マジか!?
ガイドのタパさんが航空会社の人と話をして戻ってきた。
今日は全便キャンセルとの事。明日は明日で予約客が一杯で、明後日なら空きの便はある。
しかし、今日キャンセルになった人たちも明後日の便に替えるので席が取れるかわからない上に、天気が悪かったらまたキャンセルになる可能性あると。
もし明後日にルクラに行けても、最終目的地エベレストの絶景ポイントであるカラパタールまで行く日数がなく十分な高度順化ができず、高山病になるリスクが高くなる上に、
帰りのルクラ空港からカトマンズに戻るときも天気が良いとは限らない。
日本に帰る飛行機に乗れなくなってしまう可能性もある、との事。
失意の中、宿に戻る。
リラさんと相談すると、エベレストではなく、アンナプルナはどうかと勧められた。
アンナプルナベースキャンプ(BC)へはポカラという町に飛行機で行き、そこから10日間くらいで回れるという。ポカラだったら天候で飛行機がキャンセルになる心配はほぼない。
マチャプチャレという山やシャクナゲの花が綺麗で、アンナプルナのトレッキングも非常にお勧めとの事。
エベレストトレッキングに向けて、『グレートサミッツ』や『エベレスト街道を行く』などDVDを観て、夜な夜なイメトレまでやってきた。
簡単に諦めたくない。が、明後日ルクラに行けたとしても、帰路を考えたら予定の半分ちょっとしか行けないだろう。
ポカラなら明日には飛べて、BCまで行くことができる。
明後日ルクラへ飛行機が飛ばなければ、いずれにしてもトレッキング日数は少なくなる。ここは潔くアンナプルナに変更しよう!!
(後で聞いた話、ガイドのタパさんは、15日間でエベレストは短すぎる、行けても高山病など安全面でも保障ができない、と本当は最初からエベレストの方にはあまり賛成ではなかったらしい。)
そんなこんなで、念入りに下調べしたエベレスト街道を諦め、急遽、アンナプルナトレッキングへ!!
リラさんが慰めに、「モモ」をご馳走してくれた。初めてモモを食べたけど、美味しいッ!!
蒸した餃子みたいで、ピリ辛の野菜ペーストをつけていただく。(その後、色々なところでモモを食べたが、Holy Lodgeのが一番美味しかったと思う!)
夕方は、宿に歩いて帰れる範囲でタメル地区を散策。みやげ物屋やアウトドア用品屋、物売りに、バイクに、人力車に犬に、牛。雑多な雰囲気。
本屋でアンナプルナの地図を購入。
夕飯は宿で、サラダ、チキンとライス、プレーンチャパティ、そしてエベレストビールで景気づけ☆
残念な気持ちはまだ拭えないが、明日からのアンナプルナの旅がいい旅になりますように。
※このエベレストビールのラベル、カッコイイ!1953年にイギリス登山隊のオーストラリア人エドモンド・ヒラリーとチベット出身のシェルパ族テンジン・ノルゲイがエベレスト初登頂を果たした際の、テンジン・ノルゲイのとても有名な写真をラベルにしている。味もすっきり日本のビールに似ていて美味い!
かなりお世話になりました。