アコンカグア登山 2015年12月14〜27日

 

12月18日(5日目):ムーラス→C1(Canada)

7時半起床、カップ1杯のオートミールとお茶。9時過ぎにテント撤収。

登頂まで使わない物や食材をダッフルバッグに入れ、もう一つのテントをかぶせてムーラスにデポする。(ちなみに、INKA社のボスに頼めば、無料で荷物を預かってくれるらしい。ウシヤマ君は預かってもらっていた)

11時半、プラスチックブーツを履いて出発。

ワイナポトシで履いたブーツより俄然歩きやすい。あの時は初めて履いたから、自分の足にフィットしているのかどうか分からなかったが、ブーツ選びは大事やね。

ただ内ブーツの紐の結び目がスネに当たって痛いので、横側に結び目を持ってきたら痛くなくなった。

荷物はだいぶ匠さんに持ってもらい、私のはそれほど重くなかった。

GR015969

ムーラスを出る最初と、C1に着く直前に雪渓が残っていたが、そこ以外はたまに雪が残っている程度でアイゼンの必要なし。

IMGP7848

天気も良く、風がほとんどなくて気持ち良い。

歩いていると楽しくなってきた。誰に急かされるわけでもなく、ゆっくりと自分のペースで登っていく。

もちろんちょっとは苦しいのだけれども、楽しい方が大きくなって、考えごともポジティブになる。日本に帰ってからの仕事を見つけることや自分でやりたい事など、あれこれ考えただけで楽しくて仕方ない。

快晴はいいね。息子の名前を「カイセイ」にしたい、なんて事まで考えてたw

そんな感じでちょうど4時間かかってC1に到着。匠さんがデポしていた場所にテントを張る。

GR015967

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テント場から少し上部に雪渓が残っていて、共有のシャベルがありそれで雪をとる。大きめの袋に雪をたくさん入れておくと何度も取りに行かずに済む。とメディカルチェックに来た女医さんに教えて貰った。

しばらくして高度順応に上がってきたスズキさん、社会人と学生の若者2人、先に上がっていたウシヤマ君と日本人6人が勢ぞろい。

お互いに情報を交換しつつ、テントに戻る。

IMGP7875

なんとこんな標高のところにキツネが!

 

12月19日(6日目):C1→C2(Nido de Condores)

7時起床。寒い。ムーラスより全然寒い。レンタルした寝袋はマイナス35℃対応のはずだが、寒い。足が全然温まらずにほとんど眠れなかった。

ここも9時過ぎに太陽が当たり始め、全ての荷物をザックに詰めこむ。

11時30分、C2となるNido de Condoresへ出発。

IMGP7908ここからはアイゼンも装着しピッケルも持つ(実際はピッケル使うほど危険な箇所はない)。

登り始めはアイゼンが雪にサクサク刺さる感覚が楽しいが、やはり疲れてくる。2時間くらい登ると荷物の重さが堪えてくる。さらに寝不足のせいで余計疲れを感じる。IMGP7916

Nidoまでは距離2km、標高差510mなのだが、きつい。

朝は快晴だったが15時過ぎから小雪となる。寒い。Nido手前にはトラバースがある。オレンジ色のレンジャー小屋が見えるが、まだまだ長い。

16時半、5時間かかってようやくNidoに到着。だいぶ疲れた。

INKA社のテント近くに、先に出発していたウシヤマ君 のテントがありそのそばに私たちのテントも張る。

GR015983

 

*登っている途中で下山してくるもう一人の日本人、シミズさんに出会った。彼は昨日登頂したそうだ。ただし、Berlinに荷物をデポしていたら、ミトングローブを盗まれ、仕方なしに厚手の手袋を使っていたところ、凍傷になったそうだ。指に水ぶくれができていて急いでBCの医者のところまで行かないと、と言っていた。

麻袋に入れてデポしている人も結構いるが、できればスタッフバッグに鍵をつけてデポした方が良いと思われる。

昨日は寒くて眠れなかったので、靴下2枚履き、いつも着ているダウンに足を突っ込んで、上は厚手ダウンを着込んで寝袋に入って寝る。

posted by Hikari

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