2015年10月8日
チマニマニ国立公園2日目。
早めの起床。暖炉に火を作り湯を沸かす。
6時前に朝陽が登る。
妻はヨガ。
(実はヨガやるのかなり久しぶり(^^;; )
朝食と片付けを済ますと、山小屋にレンジャーが。
彼はチマニマニ国立公園内にあるスケルトンパスというジンバブエとモザンビークの国境を警備している。
9時山小屋を出発し、スケルトンパスに向う。
とにかく広い草原地帯を進む。
水は川で調達。
10時、スケルトンパス前のレンジャー小屋到着。
先程会ったのと違うレンジャーがのんびりしていたのでスケルトンパスの行き方を聞く。
約20分の登り。
モザンビーク国境に到着!
スケルトンパスは数年前までゲリラの通り道として使われていたらしい。
モザンビークに密入国することもできてしまう。
それなのにレンジャー達のユルさったら無い。
一言だけでも「モザンビーク側に行くなよ」とか言えば良いのに。看板もありません。
スケルトンパスからレンジャー小屋に戻り、本日宿泊しようと思っているレッドウォールケーブ(洞窟)の行き方を聞く。
「あっち」的な感じで教えてもらった方向に歩く。
道なりに進んでいたが、なんか地図と違う気がする。
ちなみに、この公園は入口から山小屋まではこんな感じ
で行き方がわかるようになっていますが、それ以降は何も行き方を指示するものはありません。
そして、ガイドブックや入口でもらう地図もイイカゲン。何となくの方角くらいしかわかりません。道っぽいなーって感じの道を行くのみ(途中で道が消える事も多々)。
かなり迷って、道の無い山を越えて、
やっとの事で到着!
壁の赤っぽくなってるところの下に洞窟があります。
こんな感じで。
今日のお宿です。
焚き火の跡があったり、枯れ草が敷かれていて、誰かがここで夜を明かした形跡がある。
とりあえず、水場を探す。
15分くらい歩いたところ(North cave付近)に水場を発見。
入浴(^_^)
今は乾季なので水量はかなり少ないんだと思う。
水をゲットし、洞窟に戻る。
ここはかなり寒くなるようなので、今日も焚き火のための薪集め。
17時 夕日。
陽が沈んだところで焚き火を作り、今日は鍋も無いので簡単な食事。
19時寝袋に入りながら読書。
最初、虫や動物が来ないかどうかビクビクしていたが、いつの間にか寝ていた。
すると、寝袋の脇に置いてあったビニール袋からカサカサ音がし、目がさめる。
確認すると、小さなネズミがパンなどが入った袋を開けようと必死にかじっていた。
袋をカバンの中にしまい、その後は虫や動物の被害もなくぐっすり寝てしまった。
洞窟の中からの星空。
そんなに綺麗じゃないけど、星空を見ながら寝るのはやっぱり良い!
2015年10月9日 5時起床。
ゴミなどを燃やして出発。
途中、何故かドクロ?!
昨日これを見ていたら洞窟に泊まれなかったかもしれない。
山小屋に戻り、暖炉に火を作り昼食。
下山。
公園の入口で受付のフェリシカに食事とお茶をご馳走になる。
食事はとても簡素なもので、白米とカットしたアボカドのみ。
白米はちょっと塩で味付けしてある。
そういえばレンジャーも白米だけ食べていた。
人が訪れることの少ない公園なので仕方ないかもしれないが、泣けてくるくらい簡素な食事をしている。
アボカドは甘くてめちゃめちゃ美味い!
彼女はもうここに10年くらい住んでいる。
2週間おきに公園の入口と山の中の生活のローテーション。
実家に帰るのも3ヶ月に1回程だとか。
帰るのにもお金がかかって大変。娘が恋しいと言っていた。
2泊3日の大自然の中での生活。
今まで色んなところでトレッキングをしてきたが、また別の楽しみがある場所。
他にもっと美しい場所はあるが、
アフリカの誰も居ない国立公園内で、自分で火を作り、川の水を飲み、池で水浴びをし、洞窟で夜を明かす。
今みたいな乾季は水を得るのも一苦労。
なかなかできない体験。
昔はもっと多くの人が訪れていたらしい。
その後、かなり訪れる人が減り、今は少し増えつつあるようだ。
でも、毎日人が来る場所ではない。
チマニマニ村までの移動もなかなか大変だし、公園内での生活も一筋縄ではいかない。
でも、とっても楽しいところなので、ジンバブエを訪れる旅人に是非ともお勧めしたい場所です。
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