夫(たくみ)です。
WiFi環境が悪くネット作業に苦しんでおります。
そんな中、4月14〜16日にネパールのチトワン国立公園でワニやサイや象や虎、鳥達を観に2泊3日のサファリツアーに行ってきました。(もちろん虎には会えなかった)
2泊3日でアクティビティー、食事、宿泊、ガイド等々込み込みで1人110ドル。
何より久しぶりのきれいなお宿とブッフェ形式の食事に身体の疲れを取ることができました。
またアップします。
さらに今日から中国は四川省成都(チェンドゥ)に拠点を移します。目的はもちろん四川料理!!
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3月26日(木)エベレスト街道2日目
5:30起床。8時間以上バッチリ睡眠できてしまった。朝食の時間は7:30なので暇。ひかりさんは寝ているので、1人で散歩に出る。
今朝も快晴!昨日見れなかった山々が見えるが、パクディンにはコレと言って見所の景色は無い。のどかな農村のような風景。でも、街には幾つかのPOOLBARがあり、フリーWiFiもある様子。既に働いているポーターやゾッキョ(牛みたいなやつ。ゾッキョに荷物をくくり、エベレスト街道の村々へ荷物をぶ。運送屋)使い、ミューズ(ロバ)使いもいる。
朝食にはチベタンブレッドとブラックティーを頂く。これが最高にうまい!アンナプナの時もよく食べていたチベタンブレッド。揚げホットケーキのような感じで、周りはサクサクに揚げられていて、中はモチモチのパン。今回もお世話になりそうだ。ホテル代1000Rs。やはり高い。様々なブログや少し古いガイドブック情報から高くても200〜400Rs程度を予想していたが、間違っていた。ガイドのバル・クマール曰く5年前の話しらしい。値上がりが半端無い。
ここでバル・クマールと契約を交わす。
1人1日2500Rsつまり20日間で50000Rsのお金をバル・クマールに渡し、宿と3食の食事とお茶を全て賄ってもらうことにした。初日、ホテル代と3食とブランケットで1人2100Rs使った。現状では僕等が損をしていることになるが、今後高度を上げ、より物資が届きにくい場所に行った時は食費はもっと上がるだろうし、宿も高くなる。おそらく2500Rsを軽く超えてくるだろう。ガイドは幾つかのホテルに顔があるので宿代や食費を安くすることができる。お金を余らす自信があるのだろう。僕等は宿で何を食べても良く、イチイチお金のことを考える必要は無くなるし、宿も予算内の比較的快適なホテルを探してくれることになった。ギブ&テイクということで契約を交わした。
通常、旅行会社を通した場合、アンナプルナエリアで1人1日3000Rs、エベレストエリアではもっと高いお金が旅行会社からガイドに渡され、ガイドはそれを使ってトレッカーの食事とホテルを賄う。そして、余ったお金はガイドのポケットに入るのだろう。今回は少し安く旅行会社のガイドを雇ったと思えば良い。本当は自分達でやりくりしてみたかったが、高度順応とトレッキングに専念することにした。
8:20本日の目的地のナムチェバサールに向けて出発。ナムチェは標高3440mにあるサガルマータ国立公園最大の街。ここパクディンからだと800m程の登りとなる。本格的なトレッキングの始まりだ。
1時間半程歩くとエベレスト街道を代表する山の一つタムセルク6608mが姿を現わす。巨大な白い扇型の壁。絶景。
すぐにベンカー村に着く。ここはタムセルクの絶景ポイント。初日はパクディンではなく、ここに泊まりたかった。余裕がある人はここまで来ることをお勧めします。宿もたくさんありました。
更に1時間程歩くとモンジョ村というサガルマータ国立公園の入り口に着く。ここでTIMSカードの提示とサガルマータ国立公園入域料の払込(カトマンドゥ等ですでに払っている場合は証明書の提示)をする。
サガルマータとはネパール語のエベレスト。サガル=ocean マータ=head と言う意味。チベット語でチョモランマ。英語でエベレスト。なので、ここではエベレストではなくサガルマータと呼ばなければならない。エベレストで十分通じるが。
さらに15分程歩き、ジョルサレ村のEverest Guest Houseで昼食。ここからナムチェまで約3時間、宿やレストランは無い。いつものようにベジダルバートとミルクティーを頂く。味が無いのでうまくない。店員さんが「味はどう?」って聞いてきたので、もちろん「Good」と応える。味は無いけど2杯食べちゃったからね。
ネパールのガイドは「ピザは3時間分のエネルギー。ダルバートは24時間分のエネルギー」とよく言う。ガイドやポーターは主にダルバートしか食べない。2年前のアンナプルナの時のガイドとポーターは9割型ダルバートを食べていた。朝は軽食。お茶か、食べてもパンをかじる程度。昼・夜はダルバートをたっぷり食べる。ダルバートは彼等の基本食で何杯でもお代わり自由。それでもポーターは重い荷物を担いで険しい山を毎日何時間も登るのでスリムな体型をしているが、ガイドはお腹がぽっちゃりしている人が多い。ガイドももちろん毎日毎日険しい山を登るが、荷物は自分の分だけで軽い。おそらくたらふく食べるダルバートを消化しきれていないんだろう。僕等のガイドのバル・クマールも24歳ながらぽっちゃり体型だ。もちろん脂肪の下に筋肉がしっかりと蓄えられているのも見て取れるので安心。僕等はダル腹と呼んでいる。ビール腹は腹の横に脂肪がつく。最近ほとんど酒を飲んでないのでビール腹は無くなった。ダル腹は前にポコンと出る。僕も毎食ダルバートを食べているのでダル腹になりかけている。
昼食を終え、ナムチェまであと3時間、ひたすら登る。ジョルサレからは約700mの登りとなる。かなり雲は出てきているが、僕等が歩いている場所だけちょうど晴れている。暑い。夜は0℃近くになるのに、昼間はおそらく30℃近くになっていると思われる。強い日差し。ただ、風が出てくると寒いし、日陰も寒いので温度調節が難しい。
しっかり呼吸をする。薄くなる酸素に対応する為。急いではいけない。ゆっくりと確実に登る。一歩一歩上がっていく高度に、一呼吸一呼吸順応させていく感じ。
途中、エベレスト街道最初のエベレストのビューポイントがあるが、全く見えず。快晴でないと見ることはできない。
15:50無事ナムチェに到着。休憩含め約7時間半のトレッキング。高度も800m上げたが疲れも高度障害の小さな症状も無い。気持ち良くトレッキングできた。
本日の宿、Hotel Kamalに到着。キレイだし、何と言っても暖かい!ロビーも部屋も陽の光が入ってきてメチャメチャ暖かい!ホットシャワーは有料だが、部屋に冷水シャワーがある。気温が暖かいうちに冷水シャワーを浴びる。心臓が止まるほど冷たいが、サッパリできて気持ち良かった。
ポーターのラクパにATMの場所を教えてもらう。各種クレジットカード、PLUSマークの国際キャッシュカードが使える。1回10000Rsまで下ろすことができ、手数料は1回500Rs。もちろんカトマンドゥよりも手数料は高額だが、緊急の場合には役に立つ。
ホテルに戻り、ロビーでガイドのバル・クマールと会話する。ルートのことや、高山病のこと、ホテルや食事や水のこと。
ナムチェより高所ではパンや肉は注意しなくてはいけない。パンは古く硬くなったものを水で戻す等再利用している場合が多い。肉は単純にカトマンドゥから数日かけて人力で運ぶため、貴重だし古くなっている。健康を考えたら両方とも食べないほうがベター。また野菜と米中心の生活になる。
水は浄水のための錠剤やリキッドがあれば買う必要は無い。僕等は浄水リキッドを持ってきたので安心。ナムチェでは既に水1L100Rsになっている。カトマンドゥでは20Rs。5倍。ここから更に2000m高所の村で数日間宿泊し、1日3〜4Lの水分摂取が必要になるので、水道水を飲むことができるのはありがたい。ちなみに浄水リキッドは1本30Rs(カトマンドゥ)。約200L分の水を浄化できる。カトマンドゥやエベレスト街道でも買うことができる。僕等は2本持参。結局1本使い切って、1本余ったので、2人旅なら1本で十分。
18:30本日の夕食、いつものようにベジダルバートとマサラティ。このダルバートが絶品だった!ご飯もダルもカレーも全部おかわりしてしまった。妻はスプリングロールとマサラティ。こちらもうまい!
ロビーで20:00過ぎまで過ごして、部屋に戻り、21:00就寝。
3月27日(金)3日目 高度順応
6:00起床。軽く散歩する。昨日全く見えなかったナムチェを囲む山々タムセルク、コンデ、クーンビラ5761m(神が降り立つ山。神聖な山なので登山は許されていない。)がハッキリと見える。散歩に出る。朝早くからお土産屋は開いていて、帽子を購入。
部屋に戻り、バケツを使って冷水で洗濯し、朝食を食べる。バナナパンケーキとミルクコーヒー。ひかりさんはアップルパンケーキとミルクコーヒー。
本日は高度順応のためにもう一泊ナムチェに滞在する。何もしないと暇なので、9:15ナムチェの周りの村等へトレッキングする。
少し雲行きが怪しい。かなり雲が出てきた。
有名な日本人経営の高級ホテルEverest View Hotelでのエベレストももちろん見えない。2つ目のエベレストのビューポイントでも見れず。
だが、ネパールの国鳥ダフェ(ダンフェ)を見ることができた!カラフルで精悍なボディ。みんなの憧れ。エベレストはこれから何度も見るチャンスはあるが、ダフェはかなりレアキャラだし、この辺りに生息しているので今後遭遇するチャンスは少ない。ラッキー!遠目だが、しっかりカメラに納めることができた。
11:30クムジュン村3780mに到着。富士山の高度を超える。ここはダフェの里、全ての家の屋根が緑なのでグリーンビレッジと呼ばれているよう。そこら中でジャガイモを作っていて、とてものどかな村。エベレストを初登頂したエドモンド・ヒラリーが建てたHillary Schoolを見学。開校しているときは中に入って見学ができるようだが、あいにく今日は試験日ということで見学できず。
昼食はクムジュンのPanorama Innでベジダルバートとミルクティー。これが激ウマ!ひかりさんのベジカレーも同じく美味い。
かなり雲に覆われてはいたが、一瞬だけアマダブラム山6856mを見ることができた。アマダブラムはその特徴的な形からエベレストに次ぐこの地域を象徴する山。明日は完璧なアマダブラムを見たい。
その後、クムジュンのゴンパ(寺)でイエティの頭の皮膚を見学。写真にも納めることができる。本物かどうかは微妙なところだが、名物なので見れて良かった。
と思ったら辺りが完全に雲で覆われる。急いでナムチェまで駆け下りる。
その後雨はどんどん強くなり、外に出ることはできなかった。ストーブの前で寝るまで過ごす。明日は晴れて欲しい。
21:00就寝。
2・3日目の写真集
山小屋の部屋はこんな感じ。部屋にはベッドのみ。これはかなり良い方。どんどん質素になっていきます。
朝のパクディンはとても静か。
トレッキング開始!今日は橋を渡ったり、坂を登ったり。
エベレスト街道前半はこのようなマニストーンなどお経の書いてある石などを多数見ます。必ず左(時計回り)側を通過しなければなりません。
ここから登り700m。後ろの橋はこの地域で最も高所にある橋。下は壊れてて渡れないので、上を使います。
見えるかな?下の方に虹がかかっています。滝は虹とセットで見るのが好きです。
エベレスト街道はここに住む人々の生活道路。僕らはお邪魔させてもらっています。ゾッキョやポーター、生活している人が優先。道を譲りながら僕等は歩かせてもらってます。
ちなみに、ぽっこりお腹がガイドのバル・クマール・タマン(タマン族のバル・クマールという意)。過去エベレストフルマラソンを4時間台前半で走り切り、メダルを獲得する程のスポーツマン。超酸素が薄いこの地域で4時間は驚異的。ダルバートによって、このような体型に。
パクディンからナムチェはこのようなチェックポストが多い。TIMSカードのチェックや入域料の払込、アーミーゲートなど、幾つかある。
モンジョの関。ここから世界遺産サガルマータ国立公園に入ります。
ナムチェバザールは山々に囲まれたエベレスト街道交易の中心都市。
今日はナムチェバザールで高度順応。クムジュン村までトレッキングして戻ってきます。雲行きがあやしい。
ネパールの国鳥ダフェ(ダンフェ)。カラフルで美しい、レアキャラ。見れて運が良い!!
何を隠そう、これは雪男(イエティ)の頭皮。この旅は伝説の生物・雪男を探す旅でもあります。頭皮を見せていただいたら、ちゃんと寄付金を納めましょうね。
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